言わずと知れた国治の鋏です。
箱には18とありますが、実寸は17.5cm程で6寸弱です。
長年保有してましたが、使用機会無いため出品致します。
出品に際して、10月に入ってから鍛冶屋で研いでいただいてます。
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植木鋏や生花鋏の世界にあって、国治の名前は最高ランクの鋏である。国治親方独特の仕上げと刃角は他の職人も真似をするが、非常に難しくなかなか出来ないということである。擦り合わせの軽い抜群の切れ味は当然だが耐久性も良く、何より切断音が良い。国治鋏は刃先に意識を集中出来るとのことで、植木職人が「刃先に目がある」といった表現をする。これは最高の名言である。実際、国治親方の作った鋏を使っている造園職人や華道家などは多いが、もちろん盆栽などに好んで使う個人も少なくない。まず関東では国治の花鋏や植木鋏は非常によく使われている。
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川澄 巌
1932年(昭和7年)、足立区に生まれる。
東京打刃物・有限会社国治刃物工芸製作所で65年以上、鋏を作り続ける。
父である初代國治(昭和49年、勲六等瑞宝章受章)のもとで、華道・盆栽・園芸鋏づくりの技術を培い、「國治」の名を継ぐ。
華道の鋏は国内でも最高ランクと名高い名品で、完成された鋏の姿には他の職人の追随を許さない美しさがあります。
木屋との取引は、初代國治のころから続き、二代目國治がまだ鋏をつくり始める前の学生時代に木屋さんへ鋏を納めに行ったこともある、と言います。
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